突然のぎっくり腰!!入浴するのは大丈夫なの?

初めてぎっくり腰になられた方はどのように対処して良いかお悩みになると思います。実際にぎっくり腰になられた方の多くが、

「ぎっくり腰になったらお風呂には入って良いの?」

「お風呂には長く入った方が良いの?」

と、疑問に感じているようです。結論からお伝えしますと、ぎっくり腰になった場合は、ぎっくり腰の直後での絶対に入浴は【NG】です。

温泉の効能などでは「腰痛に良く効く」といったフレーズも見かけますので、「ぎっくり腰で入浴はNG」と聞くと、不思議に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。そのため、ぎっくり腰に入浴がNGの理由やその原因についても詳しく説明していきます。

こちらの記事では、

・ぎっくり腰になったときに入浴がダメな理由

・ぎっくり腰になったあとの正しい入浴方法

について解説していきます。ぎっくり腰の激痛をなるべく早く和らげられるよう、ぜひ最後まで読んでみてください。

ぎっくり腰になったときなぜ入浴がダメなのか?

ぎっくり腰に入浴がNGな理由は、ぎっくり腰が炎症を伴った腰痛であるからです。

一般的な腰痛では、運動不足や筋肉の老化が原因で、筋細胞や関節に凝りやダメージが蓄積し、慢性的な痛みの症状が発生している状態になります。このような慢性的な腰痛の症状には、入浴などで症状の部位を温めることで痛みが和らぐこともあります。

凝り固まった筋肉は温めることで柔らかくなり、痛みが軽減するのは医療にあまり詳しくない方でもイメージしやすいと思います。

一方で、ぎっくり腰の場合は、重い荷物を持ったり急に体を激しく動かしたなどの、急な強い負荷により腰部の筋肉がダメージを受けてしまい、その修復のために発生する炎症が原因であるため、患部を温めてしまう入浴は絶対にNGです。

これは、炎症を起こしている箇所を温めると炎症の原因物質が体の他の部位にも広がってしまう恐れがあるからです。入浴などで全身を温めた場合、腰に蓄積した炎症物質が全身に広がり、さらに症状が悪化してしまう可能性が高いので、ぎっくり腰になった場合は、炎症が収まるまでの2〜3日程度は、入浴を控えておいた方が良いでしょう。

ぎっくり腰で入浴NGの期間はどのように過ごしたら良いの?

ぎっくり腰になってから始めのうち、特に2〜3日の間は患部の炎症が広がってしまうので、基本的には入浴は避けるようにしましょう。足湯程度でも暖かいお湯に浸ると全身の温度が上がってしまうので、なるべく早くぎっくり腰の痛みを和らげたいという方は、こちらも避けておいた方が無難です。

ぎっくり腰で入浴ができない期間の過ごし方①タオルで体を拭く

入浴ができない期間に汗や汚れが気になる方には、濡らしたタオルなどで全身を綺麗に拭くことがおすすめです。タオルで拭く程度であれば体温の上昇はほとんど起こらないため、ぎっくり腰の炎症を気にせず、安全に体を綺麗にすることができます。

使用するタオルは、水で濡らした後によく絞ったタオルを電子レンジで60〜90秒ほど温めると体を拭くのに気持ちの良い温度になります。体が硬く、ご自身で体を拭くのが辛いという方はご家族の方などに手伝ってもらうのが良いでしょう。

ぎっくり腰になったときは、患部を刺激して炎症が広がらないようなるべく安静にしていた方が良いので、ご家族の方などがいるなら体を拭く作業を手伝ってもらいましょう。

ぎっくり腰で入浴ができない期間の過ごし方②ぬるま湯でシャワーする

タオルで拭くだけでは、それでもどうしても汗や汚れが気になるという方は、体温が上がらないように30~36℃程度のぬるま湯でのシャワーにとどめておくことのが良いでしょう。

もしシャワー後に体温が上がってしまった場合は、患部へのアイシングを行うことで炎症が広がらないようにできます。アイシングの際は、大きな氷まくらなどを使い腰部を10分〜15分ほど冷やしましょう。低温やけどにならないよう、一回であまり長すぎる時間アイシングしてしまわないように注意してください。

15分ほど冷やした後に、1時間休んでからまた15分ほど冷やす、というサイクルにすると効果的なアイシングができます。

ぎっくり腰の後はいつから入浴しても良いの?適切なお湯の温度や入浴時間は?

ぎっくり腰の後はいつからであれば入浴しても良いのでしょうか?

ぎっくり腰の後の入浴は、患部の痛みがなくなったタイミングからは問題ありません。なお、ぎっくり腰の痛みがなくなるまでには、平均的には2〜3日くらいの期間が掛かるようです。

ぎっくり腰の痛みがなくなった後であれば、炎症はおさまっていて、それ以上痛みの原因物質が広がる心配はないので、入浴時の温度は基本的には何度でも大丈夫です。

ぎっくり腰を予防するためのオススメ入浴方法

ですが、「もう二度とぎっくり腰にはなりたくない!」という方は、お湯の温度を少し高めに設定し、入浴時に腰部を優しくさするなどして筋肉のコリを十分にほぐしておくと良いでしょう。ぎっくり腰の多くは、老化や運動不足などで筋肉が固くなってしまっていることが原因なので、ぎっくり腰を防ぐには筋肉の柔軟性をあげておくことが重要です。

お湯の温度は40〜43℃にすると体内体温まで上げられるため柔軟性を向上させやすくなります。20分程度肩までお湯に浸かり、暖かいお湯と指や手のひらでの刺激で血行を良くしておき、入浴後は前屈など腰部の筋肉を刺激できる体操をするのもオススメです。

突然のぎっくり腰!入浴はした方が良いの?まとめ

この記事では、ぎっくり腰になった際の対処法として入浴がNGな理由、ぎっくり腰になった後の入浴方法、正しい対処法について説明しました。

ぎっくり腰になった場合は、炎症が広がるのを抑えるため2〜3日程度はできるだけ入浴は控え、タオルで体を拭く程度に留めておきましょう。痛みがおさまったら少し高めの温度での入浴をして、患部をマッサージすることでぎっくり腰の再発を防ぐこともできます。

ぎっくり腰になったときは、この記事で紹介した方法をぜひ試してみてください。