ぎっくり腰は何科が正解?受診する病院の選び方は?

ぎっくり腰になったら何科を受診すれば良いのでしょうか?

外科?内科?皮膚科?それとも病院ではなく整体や整骨院、あるいは鍼治療院?

病院の診療科にもいろいろな種類がありますし、「ぎっくり腰で病院に行ってもいいものなのかな?」と悩まれる方もいるかもしれません。「骨や筋肉が痛いならマッサージ店に行った方が良いのかな?」と考える人もいるかもしれませんね。

一般的に、ぎっくり腰は、短ければ3日程度、長い人では1週間~1ヶ月程度かけて痛みの症状が和らいでいき、ほとんどの場合は自然に回復できるものです。こういった症例であれば、時間経過とともに症状はおさまっていきますからわざわざ病院に行く必要はありません。

しかし、ぎっくり腰の症状が頻繁に再発していたり、あまりにも痛みの症状が酷い場合に、何科にいけば良いのか迷ったときは、まずは整形外科を受診するのが良いでしょう。整形外科は、骨や関節、筋肉の専門家医ですので、ぎっくり腰の症状に対して適切な処方を行ってくれます。

ぎっくり腰になったときに、整形外科を受診すると、お医者さんからは「筋性腰痛症」や「腰椎捻挫」と診断されることが多いです。筋性腰痛症は、一時的な急激な負荷や筋肉量の減少によって、腰回りの筋肉(大腰筋、腰方形筋)が傷つき痛み症状が起こるものです。腰椎捻挫では、強い負荷により腰回りの関節部分が傷つき痛み症状が起こります。

ただし、注意しなければならないのは、このようなぎっくり腰の症状以外にも体に不調が出ている場合には、別の診療科を受診しなければならない場合もあります。何科を受診するのかを間違えてしまうと、適切な診察や処置をしてもらえない可能性もありますので注意が必要です。

そのため、次からは「どういった症状が出たら何科を受診するべきなのか」を具体例を挙げながら説明していきます。

ぎっくり腰の症状にご注意!この症状が出たら迷わず病院へ!

突然、腰部に電気が走ったかのような刺激があり、動けないほどの痛みにおそわれたとき、ほとんどの人はそれをぎっくり腰だと判断すると思います。しかし、ぎっくり腰の症状と同じように思えても、実は自然に回復できるぎっくり腰ではなかったり、ぎっくり腰ではない別の症状が発生している可能性もあります。

もしその症状の原因がぎっくり腰以外のものであった場合には、放置することで余計に症状が悪化する危険性もありますので、腰回りの痛みにはぎっくり腰以外にもどのような症状があるのかを知っておくと良いでしょう。

具体的には、以下のような症状がある場合は、迅速に近くの病院を受診しましょう。

・数日経っても症状が改善しない、安静にしていても痛み症状が変化しない

・腰から下の足全体にも痛みやしびれなどの症状がある

・痛みが激しすぎて、嘔吐感や熱、冷や汗が出てくる

このような症状が出ている場合には何科を受診すれば良いのでしょうか?

これらの症状は筋性腰痛症や腰椎捻挫が原因のぎっくり腰ではなく、椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症、坐骨神経痛であったり、あるいはまったく別の内臓由来の病気による腰痛といった可能性もあります。

症状ごとに何科を受診すれば良いか悩んでしまうかもしれませんが、次からはそれぞれの症状がどんな原因となっているか、何科を受診するのが良いかを説明していきます。

症状①長期間痛みが引かない/どんな姿勢でも痛み症状が変わらない

1週間以上の長期間痛みの症状が引かなかったり、安静にしていても常に腰部に痛みがある場合は、ぎっくり腰ではなく、腰部の骨折や椎間板ヘルニアなどの可能性があります。

ぎっくり腰の場合、痛みの原因が筋肉や筋膜、関節にあります。これらが原因であれば、安静にしていれば患部が刺激されないため、痛みの症状が出ることはありません。しかし、腰部の骨折や椎間板ヘルニアの場合は、折れてしまった骨や変形した椎間板が、常に神経を刺激しているため、安静にしていても痛み症状がやわらぐことはありません。

これらの症状は放置するほど痛み症状が悪化する恐れがあるため、何科を受診すべきか迷ったときは、すぐに近くの整形外科を受診しましょう。

症状②腰だけでなく下肢にも痛みやしびれがある

腰だけでなく、下肢(腰から下の足全体)にも痛みがある場合には坐骨神経痛の恐れがあります。坐骨神経痛になると、足先から、ふくらはぎ、ふともも、腰部までの広範囲に、ビリビリとしびれるような痛みの感覚があったり、強く張っているような感覚があります。

坐骨神経は、腰部にある仙骨から足のつま先まで伸びている人体の中でもっとも長い神経です。この坐骨神経が、狭窄症や椎間板ヘルニアなどが原因で刺激されると、下肢部全体への痛みやしびれ症状が起こり、これが坐骨神経痛となります。

ぎっくり腰であれば、痛みの原因は筋肉や筋膜の損傷ですから、坐骨神経が刺激されず、下肢部への痛み症状があらわれることはありません。ぎっくり腰とは異なり、坐骨神経痛は自然に回復できることはありません。

この症状の場合に何科に行くべきかと言えば、やはり運動器系の専門家である整形外科を受診するのが良いでしょう。

症状③あまりにも激しすぎる痛みが続く

あまりにも激しい痛みが続く場合には、ぎっくり腰であっても筋肉の損傷が非常に深刻な場合や、あるいはまったく別の病気である可能性もあります。

整形外科を受診すれば、痛み症状の緩和のために、飲み薬としてロキソニンなどの非ステロイド性消炎鎮痛薬を処方してくれたり、痛みの原因箇所に局所麻酔やステロイド剤を注射してくれたりします。これらの処方は、ぎっくり腰の痛みの原因となっている炎症を抑えてくれる作用があるので、すぐに効果が見込めるでしょう。

痛みがあまりにも酷く、日常生活が送れなくなるほどであれば、まずは整形外科を受診してみるのがおすすめです。

ぎっくり腰で整形外科を受診したのに症状が緩和しない場合

ここまでで説明したように、ぎっくり腰を始めとして、腰部分に痛み症状があるときは、まずは整形外科を受診するのが良いでしょう。しかし、注意したいのが、これらの症状が発生していても整形外科で正しい診断を行ってもらえない場合もあることです。

それは、腰の痛みの原因が内臓系にあった場合です。整形外科医は筋肉や骨、関節といった運動器の専門家ではありますが、痛みの原因が内臓系であった場合は、整形外科のお医者さんには正しい判断ができない可能性があるのです。

腰部の痛みで整形外科を受診して症状が改善されないときや、骨や関節以外に痛み症状を感じる感覚がある場合には、内臓の専門家である内科や、様々な観点から症状を診断してもらえる総合診療科を受診するのが良いでしょう。痛みの原因がわからなくても、総合診療科であれば適切な専門家医を受診できるので安心して、お医者さんに見てもらうことができます。

何科を受診するのかを間違えてしまい誤診を受けるリスクを避けたい方は、まずは総合診療科でぎっくり腰の症状の原因がどこにあるか診察してもらうのが良いでしょう。

なお、「体を動かすと痛い」ときに何科を受診するか悩んだときには、運動器系が原因となっているときの症状ですので、そのまま整形外科を受診すればOKです。

ぎっくり腰で整形外科を受診するとどんな処方を受けるの?

ぎっくり腰になったとき何科を受診すれば良いか迷ったときは、まずは整形外科を受診すれば良いのはわかったけど、整形外科にいくとどんなことをされるの?

お医者さんに行くといっても、どんなことをされるのかが分からないと不安になりますよね。

整形外科を受診すると、まずはお医者さんからの問診があります。まずは腰の痛みの症状の詳細や、症状が起こった原因をヒアリングされます。

その後、痛みの箇所を視診や触診をしてもらい、お医者さんによってレントゲン検査CTスキャンを使って撮影した写真で、骨が折れていたりヒビが入るなどの異常がないか、神経が傷ついていないかを確認します。

骨や神経に異常が無ければ、原因がわからない非特異性腰痛と判断され、筋肉や筋膜、関節部分が傷ついているものと診断されます。ぎっくり腰で受診すると、ほとんどはこの非特異性腰痛と診断されます。

その後は、痛みを緩和するための鎮痛剤を処方されたり、患部への局所麻酔をしてもらうといった処置をしてもらいます。痛みの原因が姿勢であれば、姿勢を矯正するためのコルセットをもらうこともあります。

ぎっくり腰は何科が正解?まとめ

今回の記事では「ぎっくり腰になったら何科を受診すればいいの?」という疑問にお答えできるように、ぎっくり腰をはじめとした腰痛の症状ごとにどの診療科を受診すれば良いかを説明しました。

ぎっくり腰などで、腰部分に痛み症状がある場合は、まずは整形外科を受診するのが良いでしょう。しかし、整形外科を受診しても症状が改善されない場合は、内臓の異常などが痛みの原因となっている可能性があるため、内科や総合診療科を受診しましょう。

 

ミヤネおばさんミヤネおばさん

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