ぎっくり腰にロキソニンが効かない?その痛みはぎっくり腰ではない別の原因かも?

ぎっくり腰の痛みって何日も何週間も続いて辛いですよね・・・。痛みが辛いからといって何日も仕事を休むわけにもいかず、腰の痛みで重たくなった体を引きずってなんとか職場まで通勤して・・・。

そんなぎっくり腰の辛い痛み症状を和らげるために、せっかく痛み止めのロキソニンを飲んだのに全然効かないといった経験はないでしょうか?

実はぎっくり腰には、ロキソニンが効く症状と効かない症状があるのです。ぎっくり腰にロキソニンが効かないときは、もしかしたらその痛みには実はぎっくり腰よりももっと危険な症状が隠れているかもしれません。

今回の記事ではそんなロキソニンが効かないときにどのように対処したら良いか、ロキソニンが効かないときはどのような症状が起こっているのかをご紹介していきます。

ぎっくり腰の痛みにロキソニンが効くメカニズムとは

そもそもロキソニンがぎっくり腰の痛みに効くのはどのようなメカニズムなのでしょうか?ここではまず、ロキソニンがぎっくり腰の痛み症状を和らげるメカニズムについて簡単に説明してきます。

ロキソニンは抗炎症鎮痛剤の一種で、その名前の通り炎症を抑えて痛みを和らげる効果を持った薬です。

ぎっくり腰の痛みの原因は、傷ついた筋肉や関節を修復するための炎症によって起こる、副次的なものです。筋肉や靭帯が傷つき患部で炎症が起こると、生体が回復に専念できるよう、安静を促すために痛みを感じるシグナルを送るのです。

痛みを感じるシグナルとは、具体的にはプロスタグランジンという物質が発生するのですが、ロキソニンを服用すると、ロキソニンが体内で化学変化を起こし、この痛みの原因物質が生成するのを防ぐ働きをします。

注意しておきたいのが、ロキソニンは炎症を抑えて痛みを和らげる効果はある一方で、痛みのそもそもの原因を修復する作用はないことです。あくまでも対症療法的な働きをする薬で、筋肉や靭帯の損傷をなおす働きがないことには覚えておきましょう。

では、ぎっくり腰にロキソニンが効くときと効かないときにはどのような違いがあるのでしょうか?次では、このロキソニンが効くぎっくり腰の痛みと、効かない痛みの違いについて説明していきます。

また、ぎっくり腰によって痛みが起きるさらに詳細なメカニズムや、ロキソニンがぎっくり腰の痛みを抑えるさらに具体的なメカニズムについては、こちらの記事でも紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

ぎっくり腰にロキソニンが「効く痛み」と「効かない痛み」の違いは

先ほどご紹介したように、ロキソニンが効く痛みは炎症由来の痛み症状になります。炎症由来の痛みが起きている際には、患部から痛みの原因物質であるプロスタグランジンが生成され、抹消神経にある侵害受容器という箇所を刺激しています。

このことから炎症由来の痛みを、医学用語で侵害受容性疼痛といいます。侵害受容性疼痛は、ぎっくり腰で筋肉や靭帯が傷つく症状を含め、身体の組織や怪我ややけどなどで傷ついたときに起こる痛みになります。

ロキソニンはこの侵害受容性疼痛には一定の効果が見込める一方で、その他の痛みである神経障害性疼痛心因性疼痛には効果が期待できません。次からはこの2つの痛みについて詳しい説明をしていきます。

ロキソニンが効かない痛み①神経障害性疼痛

神経障害性疼痛とは、痛みの原因物質が発生していないのにも関わらず、体内の骨や神経が傷ついているために末梢神経が直接刺激されて起こる痛みになります。神経障害性疼痛が起こっていると、患部の神経が刺激されているため常にチクチク、ビリビリとした痺れるような痛みが起こり続けます。

よく知られている症状では坐骨神経痛などがこの神経障害性疼痛となります。神経障害性疼痛には、ロキソニンをはじめとした鎮痛剤では効果がありません。放置すると、痛み症状が慢性化する恐れがありますので、すぐに整形外科を受診するなどして医師の判断を仰ぎましょう。

ロキソニンが効かない痛み②心因性疼痛

心因性疼痛とは、その名前の通り精神的なストレスが原因となる痛みになります。心が原因となる痛みと聞くと、不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、最近はこの心理的要因と身体の痛みに関する研究も進んでいて、心因性疼痛に専門的に対処してくれる医療機関もあります。

心因性疼痛になった場合、ロキソニンを服用しても医学的には効果は期待できません。ぎっくり腰の原因には、様々なものがありますが、侵害受容性疼痛・神経障害性疼痛が原因となるような症状が見つからない場合には、この心因性疼痛を疑ってみるのも良いでしょう。

精神的なストレスが原因となるぎっくり腰については、こちらの記事でも紹介していますので気になる方はぜひチェックしてみてください。

ぎっくり腰にロキソニンが効かないときの別の症状の可能性とは

ぎっくり腰にロキソニンが効かないときは、侵害受容性疼痛ではなく、神経障害性疼痛や心因性疼痛の可能性があるとお伝えしましたが、実はそれ以外にもロキソニンが効かない別の可能性があります。ここではその可能性を2つご紹介します。

・可能性①ぎっくり腰の症状が悪化している

1つ目の可能性は、ぎっくり腰の痛み症状がロキソニンで緩和できないほど、症状が悪化している可能性です。ぎっくり腰の痛みの原因は筋肉や靭帯の損傷にありますから、この損傷が治らずにさらに悪化し続けた場合には、ロキソニンによる鎮痛作用が間に合わなくなることがあります。

ぎっくり腰になってから、痛みがあまり強くなかったからといってロキソニンを飲んだ後に、普段通りの生活を過ごしていた場合には、傷ついた筋肉や靭帯がさらにダメージを負って症状を悪化させてしまっている危険性があります。

ロキソニンでも痛みが抑えられないほど症状が悪化しているのであれば、後々に重大な後遺症を残してしまう恐れもありますので、整形外科を受診するなどして、医師に適切な判断を仰ぎましょう。

なお、悪化した痛みを抑えたいからといってロキソニンの服用量を増やすと、副作用が起こるリスクを高めてしまいますので、絶対にやめておきましょう。

・可能性②ロキソニンに抗体ができて体が慣れてきた

2つ目の可能性は、ロキソニンの服用を続けていたことで、身体が耐性を持ってしまい、鎮痛作用が弱くなってしまっていることです。

「最初のうちはよく効いていたのに、最近効きが悪くなってきたなぁ・・・」

と思ったら、体内でロキソニンに対する抗体ができてきたことを疑ってみるのも良いでしょう。一般的に、人間の身体は、もともと身体の中にない物質が入って来続けていると、その物質を異物と判断して抗体を作って対応します。

ロキソニン自体ももともとは体内にある物質ではありませんので、継続的に服用し続けているとだんだんと効果が薄くなってきてしまいます。

ぎっくり腰の痛みを抑えるためのロキソニンが効果がなくなってきた場合には、医師や薬剤師に相談して適切な判断をしてもらいましょう。

ぎっくり腰にロキソニンが効かない?その痛みはぎっくり腰ではない別の原因かも?まとめ

今回の記事では、ぎっくり腰にロキソニンが効かないときにはどのような原因があるのか、どういった対処をすればいいのかをご紹介しました。

ロキソニンを飲んでいるのに鎮痛作用がなくなってきたときには、ぎっくり腰の症状がさらに悪化している可能性もあります。痛みの症状を放置しておくと、腰回りの骨が変形するなどのリスクも増えるため、適切な対処を行なっていきましょう。

ミヤネおばさんミヤネおばさん

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