くしゃみ

くしゃみでなぜぎっくり腰になってしまうのか?

くしゃみぎっくり腰になる』と言われても、いまいちピンと来ないかもしれません。ぎっくり腰と言えば腰に急に強烈な痛みが発するもので、重いものを持ち上げるときやしゃがんだ時などに起きやすいと思われています。

しかし、くしゃみも同じようにぎっくり腰を引き起こします。むしろくしゃみは腰痛持ちやぎっくり腰が癖になっている人からしたら、とてもぎっくり腰になりやすい行動かもしれません。

なぜ、くしゃみでぎっくり腰になりやすいのか?!その理由は主に2つあります。

  • 1.くしゃみは生理現象なのでコントロールできない
  • 2.くしゃみは実は腰にかかる負担がものすごく大きい

1のくしゃみは生理現象なのでコントロールしにくいというのはくしゃみをしたことのある人なら誰でも分かりやすいと思います。

重いものを持ち上げることだったり、しゃがむことだったりは腰痛持ちやぎっくり腰になりやすい人は気を付けているので回避することが出来ますが、くしゃみは自分の意図しないタイミングでやってくるので回避することが難しくてぎっくり腰にとっては脅威になります。

次に2のくしゃみは腰にかかる負担が大きいとはどういうことなのか?!これはくしゃみをした瞬間に体に起こる、ある現象が原因になっています。

くしゃみの瞬間、身体に何が起きてるのか?

100m走

では、くしゃみをした瞬間に体に何が起きているのか?なぜぎっくり腰になりやすいのか?

まず、人はくしゃみ(咳も同様)をする瞬間にお腹のあたりにものすごい力が入ります。くしゃみや咳を頻繁にした後はお腹が筋肉痛になったことがある人もいるのではないでしょうか?

つまり、それぐらいくしゃみの時にお腹に力が入るということなんですね。実際くしゃみは約4キロカロリー(100m走と同じくらい)も消費するといわれているほどです。


お腹にすごい力が入るというのは腹圧が高まるということになります。くしゃみをする瞬間はこの腹圧が急激に高まるのでお腹だけでなく腰にも大きな負担をかけることになるのです。

そのため普段から腰が弱っている人やぎっくり腰になりやすい人はくしゃみをすると、急激に高まった腹圧によって腰も大きな衝撃を受けてぎっくり腰になってしまうんですね。

椎間板ヘルニアは特に要注意!

そして、くしゃみとぎっくり腰の関係性で恐ろしいのが、くしゃみはぎっくり腰の中でも時間の経過で治る腰椎捻挫だけでなくて椎間板ヘルニアを引き起こす可能性が高いということです。

※ぎっくり腰とは正確には『急性腰痛症』といい、急性腰痛症のなかには腰椎捻挫や椎間板ヘルニアなど様々な病気が含まれます。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

くしゃみをすると反射的に背中を丸めて身体を丸めてしまいますよね?実はこの動作がとても危険なんです。くしゃみで急に衝撃が走っただけでなく、くしゃみの反動で背中を一気に丸めるので、その衝撃も加わって椎間板が飛び出してしまうことで椎間板ヘルニアになってしまいます。

くしゃみはぎっくり腰になりやすいだけでなく、ぎっくり腰の中でも症状が重く病院での治療が必要になる椎間板ヘルニアになる可能性が高いので、たかがくしゃみと油断してはダメなんですね。

腰の筋肉が固くなってる時のくしゃみが最も危険

くしゃみでぎっくり腰

ぎっくり腰は腰周辺の筋肉が急激に引っ張られる時に発症しやすいです。くしゃみをする瞬間は先ほども言ったように反動で腰や背中の筋肉を大きく動かし、筋肉を引っ張ることになります。

それなので、もし腰の筋肉が凝って固くなっているときにくしゃみをしてしまうと、急激な筋肉の緊張に耐えきれず腰に強い痛みが生じてぎっくり腰になってしまう可能性が高くなります。

くしゃみとの上手な付き合い方~ぎっくり腰にならないために~

これまでくしゃみがぎっくり腰になりやすい理由を説明してきましたが、この章からは『では一体どう、くしゃみに対応すればぎっくり腰になりにくいのか?』について説明してきます。

くしゃみは突然やってくる生理現象なので対策が難しいですし、完全に腰の衝撃を無くすことは出来ませんが、対応策を考えておくことである程度の衝撃と負担を減らすことが出来ます

腰への衝撃と負担を減らすことが出来れば、くしゃみでぎっくり腰になってしまう可能性を低くできるので、しっかりとチェックしてぎっくり腰の大敵となるくしゃみと上手に付き合っていきましょう!

くしゃみを我慢するのはかえって危険!

くしゃみ我慢はNG

くしゃみでぎっくり腰になりやすいのなら、くしゃみをしないように我慢すればいいのではないか?と考える人もいるかもしれませんね。

しかし、くしゃみを我慢するのはとても危険なのでやめましょう!くしゃみを我慢したところで腹圧が高まった時点で身体に大きな負荷がかかっていますし、我慢することで衝撃が外に逃がせないので逆に身体の中により強い衝撃が加わる可能性があります。

加えてくしゃみは体内に入ったウィルスや菌などを体外に出すという大事な役割を担っているので、無理に止めてしまうとウィルスや菌が体内にとどまってしまい風邪などの病気になってしまう可能性があります

このように、くしゃみを我慢するのはぎっくり腰だけでなく健康上良くないことが多いのでやめる方が良いでしょう!

くしゃみの衝撃を上手く逃がしてぎっくり腰を回避しよう!

くしゃみを我慢するのは良くないので、ぎっくり腰にならないようにするにはくしゃみの衝撃をなるべく腰に伝わらないようにするのが最も良い方法になります。

そこで、くしゃみをする際にぎっくりごしになりにくい、くしゃみの仕方をいくつか紹介していきます。

  • 1.壁や机、自分の膝などに両手を当てる
  • 2.両膝を曲げて衝撃を吸収する

くしゃみをするときは壁や机、自分の膝などに手を当てる

くしゃみの時は壁に手を当てる

くしゃみは不意にやってくるものではありますが、多くの場合は来る直前に『くしゃみが来る!』とわかる瞬間があります。その瞬間を使って近くのものに自分の両手を当てます。そうすることで衝撃を逃がしてぎっくり腰を防ぐことが出来るんですね。

手を当てるものは壁でも机でも何でもいいですし、もし近くにそういったものが無い場合は自分の両膝に手を当ててみてください。そしてなるべく片手ではなく両手をつくようにしましょう!

もしあるなら壁が一番良くて、その理由は衝撃を逃がすことが出来るだけでなくて、くしゃみの際に身体が勢いよく前かがみになってしまうことも防げるからです。ぎっくり腰の中でも椎間板ヘルニアの対応策としては壁が最適です

くしゃみをするときは両膝を曲げて衝撃を吸収する

両膝に手を当てる

例えばジャンプをして着地する時など、膝関節には衝撃を吸収する役割があります。なので膝を利用してくしゃみの衝撃も吸収させます。やり方としてはくしゃみをする一歩手前で自分の両膝を曲げるだけです。もし、近くに壁などなければ両手を膝につきながら曲げることになります。

この方法は特に立っているときのくしゃみに有効です。座っているときに比べて立っているときは、くしゃみによって腰にかかる負担がとても大きいので、しっかりと両膝を曲げて衝撃を減らすことが大事です。

くしゃみしてもぎっくり腰にならない腰にするには?!

腰のストレッチ

くしゃみは腰にかかる負担が大きくぎっくり腰になりやすいとお伝えしてきましたが、当然くしゃみをしてもぎっくり腰になりにくい人もいます。

その理由は腰の筋肉が鍛えられており、くしゃみの衝撃にも負けないからです。あるいは腰の筋肉に柔軟性があるので腰の筋肉がくしゃみの反動で引っ張られても衝撃を逃がせるからです。

年齢やライフスタイルによっては腰の筋肉を鍛えることが難しくても、柔軟性をは日々の生活で気を付けていれば保つことが出来ます。


姿勢が悪い、身体が歪んでるなど日頃の生活から腰に負担がかかることをしていると、腰の筋肉は柔軟性を失ってしまいます。その状態でくしゃみをすると衝撃に負けてぎっくり腰になってしまう可能性が高いんですね。

なので日頃の生活から腰の筋肉に負担をかけず柔軟性を維持できるように心がけましょう!

※ぎっくり腰にならないための日常生活は以下の記事を参考にしてください