突然、腰に「ズキン!」と衝撃が起こるようになるぎっくり腰。

ぎっくり腰の症状は、はじめのうちは「腰のあたりがムズムズする」、「長時間座っていると腰が痛くなる」、「寝ているときに腰周りが気になる」といった、ちょっとしたことから始まります。

このちょっとした痛みや違和感は、蓄積した筋肉の疲労や、慢性的な運動不足が原因となることが多いですが、人によって様々な原因があります。

この痛みを放置しておくと、ある日突然に「ぎっくり!」とぎっくり腰になってしまうのです。

ぎっくり腰の症状は、初期症状から末期症状になるまでにいくつかの種類があります。今回の記事では、このぎっくり腰の症状について、詳しく解説をしていきます。

ぎっくり腰の症状の原因にはどのようなものがあるの?

ぎっくり腰になられた方は、「ぎっくり!」という名前から骨が曲がったり折れたりという症状をイメージするかもしれませんが、ぎっくり腰の原因はふいに筋肉に大きな傷がつくことにあります。

筋肉はゴムのように伸び縮みする組織ですから、筋肉の組織が弱ってくると強い衝撃や負荷に耐えきれなくなり、ぷっつりと切れてしまうことがあるのです。これがぎっくり腰が起きるメカニズムです。

筋肉の組織が弱まってしまう主な原因は次の3つがあります。

  • 慢性的な運動習慣の不足
  • 老化による筋肉組織の減少
  • 姿勢の悪さによる筋肉への負荷

このように、ぎっくり腰になってしまう原因は、筋肉が弱くなることですから、普段から定期的な運動習慣を持っておくことがぎっくり腰を予防するための基本的な対策となります。

ぎっくり腰と言うと、高齢の方がなる症状というイメージがあるかと思いますが、最近ではデスクワークの仕事が増えているせいか、20〜30歳代の比較的若い人の方がぎっくり腰に悩まされていることが多いようです。

年齢を重ねて、身体が弱くなり始める前に、普段から運動をする習慣を作ってぎっくり腰を予防できるようにしていきたいですね。

ぎっくり腰の症状は具体的にどんなもの?放置するとどうなる?

ぎっくり腰の症状と聞くと、いきなり強い衝撃が腰に来て、身体を動かせなくなるというのが一般的なイメージですよね。

ただ、一概にぎっくり腰と言っても、段階的によっていろいろな症状があり、その正しい対処法も異なります。

そのため、ここではぎっくり腰の症状を段階に分けて、初期症状から末期症状までのぎっくり腰のメカニズムや対処法についてお伝えしていきます。

ぎっくり腰の症状①にぶい痛みが続く初期症状

突然強い痛みが発生する事から「ぎっくり腰」という名前で呼ばれていますが、ぎっくり腰にも「ぎっくり!」という強い痛みが来る前に、その予兆のような症状が出ている事もあります。

具体的には、

  • 腰のあたりがムズムズする
  • 軽くにぶい痛みのような感覚がある
  • なんとなく違和感やハリ感がある

といったものです。整体院の先生など身体に詳しい方であれば、この段階でも患部を触ってみることで「筋肉が張っている(=疲れて緊張している)」ことがわかります。

このような段階ですと、あまり強い痛みのような症状もないですし、生活に支障がでるわけでもないので、症状や違和感を放置してしまいがちですが、この症状を放置するほどぎっくり腰の症状は悪化していきます。

ぎっくり腰の症状②突然強い痛みがくる中期症状

ぎっくり腰の初期症状(前兆)を放置したり、身体の違和感に気づけずにいると、ぎっくり腰のもっともポピュラーなイメージの「ぎっくり!」という大きな衝撃に見舞われることになってしまいます。

この「ぎっくり!」の原因は、腰周りの筋肉の損傷にあります。ぎっくり腰の初期症状であるにぶい痛みや違和感は、運動不足などによって筋肉の柔軟性が落ちて、筋肉が硬くなっている状態です。

そのため、この状態で腰周りに大きな負担を掛けるような動作をすると、硬くなった筋肉が、動作の負荷に耐えきれずに、「ぎっくり!」という症状になってしまうのです。筋肉は繊維が束(たば)になってできている組織ですが、この筋肉の組織の一部が千切れてしまうようなイメージです。

この段階で、痛み止めの処方や整体院への通院など、すぐに適切な対処ができればまだ良いですが、この痛みの症状を無視したまま普段通りの負荷を筋肉にかけ続けると、ぎっくり腰の症状はさらに悪化していきます。

ぎっくり腰の症状③激しい痛みと全く動けなくなる末期症状

ぎっくり腰の痛み症状の原因は、硬くなった筋肉の損傷です。ただ、「ぎっくり!」となったときであれば、この筋肉の傷もまだ軽度なうちなので、きちんとした対処を行えば、早い人であれば2〜3日程度で痛みの症状もおさまり、日常生活にも復帰することができます。

しかし、この痛みの症状を無視して、さらに腰周りの筋肉に負担をかけるような動作を続けると、筋肉の傷がさらに広がり、最悪の場合は筋肉の断裂といった状態にまでなってしまう可能性もあります。

筋肉の断裂が起きると、身体を動かすための筋肉が切れてしまった状態ですから、そもそも身体を動かすことが全くできなくなります。筋肉が千切れているので、その痛みも相当に激しいものになります。

筋肉が傷ついた「ぎっくり!」の状態であれば「動かすと痛い」という症状となりますが、筋肉が断裂した場合は、常に患部が刺激されている状態となるため「動かなくても常に激しく痛みがある」という症状となります。

このような状態まで悪化すると手術や入院といったことにもなります。そうならないためにも、ぎっくり腰の段階に合わせて適切な対処を行っていけるようにしましょう。

ぎっくり腰の症状に合わせたオススメ対処法!

ぎっくり腰を引き起こす「筋肉のハリ」は、若い方であれば、普段からの運動不足姿勢の悪さが主な原因となります。最近では、1日中パソコン作業となるデスクワーク中心の働き方をする方も増えていますし、1日のスマートフォンの操作時間が長く、それが猫背などの姿勢の悪さに繋がります。

また、30歳を越えると身体のあちこちに不調を感じ始めるという話もよく聞きますよね。年齢を重ねるごとに筋肉や骨の老化の影響も顕著に出やすくなってきます。そのため、「まだ若いから」と言って身体へのケアをおろそかにせず、なるべく早いうちから健康な身体つくりのための習慣を身につけていきましょう。

ぎっくり腰の症状への対処法は、痛み症状が進行する前の初期〜中期の段階であれば、様々な方法がありますが、筋肉の断裂といった末期症状まで進んでいるのであればすぐに整形外科や総合病院といった医療機関への受診が必要になります。

そのため、ここでは腰ににぶい痛みを感じる初期症状から、「ぎっくり!」となってしまった状態までの症状へのオススメ対処法を紹介していきます。

ぎっくり腰の症状へのオススメ対処法①定期的な運動習慣を作る

筋肉のコリやハリなど軽い痛みや違和感といった症状が出てきたときは、基本的にはその原因は、慢性的な運動不足によるものでしょう。

普段から身体を動かす仕事ではなく、オフィスでのデスクワークを中心としたライフスタイルの方であれば、なおさらに運動不足は様々なタイミングで実感しやすいのではないでしょうか。

筋肉は使わなければそのままどんどん柔軟性が落ちていくので、それがそのままぎっくり腰のリスクを高めることになります。

  • 毎朝のランニングや、週末に散歩をする習慣を持つ
  • 1週間に2回はジムに通えるようにする
  • 通勤時に1駅手前で降りるなど徒歩30分以上歩くようにする

といった簡単なことでいいので、少しづつ運動の習慣をライフスタイルに組み込むようにしていきましょう。

ぎっくり腰の症状へのオススメ対処法②筋肉のケアを行う習慣を作る

ぎっくり腰の原因となる筋肉には、腰方形筋(ようほうけいきん)広背筋(こうはいきん)といったものがあります。

これらの腰周りの筋肉は、身体の姿勢を維持するために働いている筋肉で、筋肉のなかでも大きな負荷のかかりやすい部位なので、普段からコリやハリが溜まっていないか注意しておくことが必要です。

とは言っても、自分自身の身体の小さな変化にはなかなか気づきにくいものです。そのため、特にオススメしたいのが定期的に整体院通うことです。

院にもよりますが、整体院は身体の不調をケアするための通うところのようにも思われがちですが、定期的な身体のメンテナンスをするために通うといった使い方もできます。

整体の先生であれば、「今日はココとココの筋肉が硬いですね」といった診断を元に、マッサージやストレッチといったケアを行ってくれますから、自分から運動するのが苦手という方でも無理なく続けられるでしょう。

もちろん、自分自身で習慣を持つことができるのであれば、毎朝や毎晩お風呂に入った後に硬くなっている筋肉をほぐすためのストレッチをするといった方法でもOKです。大事なのは、身体のケアを定期的に続けることですから、自分にあった方法を試しながら探していきましょう。

ぎっくり腰の症状へのオススメ対処法③早いうちに痛み症状をケアする

「ぎっくり!」の症状になってしまった場合に、もっとも重要なのはなるべく早く痛みの症状への対処を行うことです。ぎっくり腰になったときの一般的な対処法としては次のようなものがあります。

  • 身体を動かすことをやめて、痛みが引くまできちんと休む
  • ロキソニンなどのぎっくり腰に効く痛み止めを飲む
  • 痛み症状のでている患部にアイシングをする

こういった対処法を行えば、ほとんどの場合のぎっくり腰の症状は快方に向かいますが、ぎっくり腰になったあとにも無理に身体を動かし続けるなどすると、筋肉の傷が痕(あと)として残り、後遺症のようになってしまうこともあります。

そうなれば、ちょっとした負担をかけるだけでもぎっくり腰が再発しやすくなってしまいますから、ぎっくり腰になったときには、すぐに適切な対処法を行って、傷が完治できるようにケアできるようにしましょう。

ぎっくり腰の症状にはどんなものがあるの?まとめ

ぎっくり腰の症状は段階によって異なり、初期症状から末期症状にかけてそれぞれ次のような特徴があります。

初期症状:腰周りの筋肉のコリやハリがある状態で、にぶい痛みや違和感を感じる。

中期症状:こり固まった筋肉に傷がつき「ぎっくり!」という激しい痛みが起きる。

末期症状:筋肉の傷が悪化し、放置すると断裂する場合も。動かなくても激しい痛みが常にある。

これらの症状は、初期症状の段階から事前に対処や予防策を行っていくことが重要です。定期的な運動習慣を持ったり、整体院に通うなど、筋肉の状態を健康に保つことでぎっくり腰の症状を悪化させないようにケアできるようにしていきましょう。