いつもと違う痛みは軽いぎっくり腰かも?

ぎっくり腰の入浴

「腰にギクッときた気がするけれど、すごい激痛ではない」という時は、もしかしたら軽いぎっくり腰かもしれません。ぎっくり腰といえば激痛で動けなくなるというイメージがあるかもしれませんが、軽いぎっくり腰もあるのです。

 

腰痛とぎっくり腰は違うの?

「一般的にいう腰痛」とぎっくり腰は別のものだと考えた方が良いでしょう。というのは、そもそも「ぎっくり腰」というのは、怪我・病気の正式名称ではありません。

突然腰に強い痛みが走るような症状は、正式には「急性腰痛症」と呼ばれます。常日頃、腰に痛みを抱えている症状は、腰痛症とか慢性腰痛といいます。

ぎっくり腰も「腰痛」の仲間でありますが、あの激痛からくる腰のダメージを考えたら、「腰痛」の印象とはだいぶかけ離れているかもしれません。

ミヤネおばさんミヤネおばさん

軽いぎっくり腰があるなんて・・・油断できないわよ!

軽いぎっくり腰と腰痛の見分け方

ぎっくり腰の痛みを抑える3ステップ

激痛とはいえないけれど腰に感じた痛みは軽いぎっくり腰なのか? それともいつもの腰痛なのか? 混同してしまいそうですよね。その場合、見分けるポイントは、症状が急性か慢性かにあります。

 

軽いぎっくり腰は急性症状

腰に軽い痛みが起こった時、それが急性症状であれば急性腰痛症、つまり、ぎっくり腰であるといえます。では、急性症状かどうかは何を見て判断すれば良いのかというのを、以下に記しました。

ぎっくり腰(急性腰痛症)の特徴

急性腰痛症の場合、腰の筋肉に炎症や内出血が起こりますから、以下のような症状が見られます。

・ 疼痛(とうつう) : 筋肉が損傷したことによる、いつもと違う痛みを感じます。動かないときはジンジンとし、患部に力や何かの刺激が入るとギクッとした痛みが走ることが多く見られます。もちろん痛みは軽いケースもあり。

・ 発赤(ほっせき) : 患部の皮膚が赤みを帯びてきます。炎症が起きた部位の血流を増やして、損傷を修復するために必要な物質の供給と、不要物を除去・排出しようとするためです。

・ 腫脹(しゅちょう) : 損傷部位を修復しようと、そこに必要物質が集まるために腫れを起こします。軽いぎっくり腰の場合は、晴れの程度も少ないでしょう。

・ 発熱 : 損傷により発生しやすい細菌やウイルスを攻撃する免疫細胞が活動しやすいように、炎症部位が熱を発します。軽いぎっくり腰でも発熱しやすいですから、手で触れて慎重に感じてみてください。

軽いぎっくり腰でも、上記のような特徴が出やすいですから、これらが当てはまるかどうか、落ち着いて患部を観察してください。

 

腰痛は慢性症状

普段、腰痛とよく呼ばれるのは「慢性腰痛」です。慢性腰痛は、腰が痛い状態がおおむね3ヶ月以上続いているものを指します。その名前の通り、痛みが慢性的に継続するものです。

軽いぎっくり腰があるように、慢性腰痛にも軽い・重いはあるでしょう。ただ慢性腰痛の場合、急性腰痛症のような、患部が赤くなる、腫れる、発熱する等の特徴はほぼ見られません。

腰田さん腰田さん

軽い痛みでも、ぎっくり腰かどうか見分けることは重要じゃ!

軽いぎっくり腰は放っておいて大丈夫?

腰は冷やす

痛みが軽いぎっくり腰だからといって、そうなった時に何もせずに放っておいては危険です。痛みが軽いかそうでないかよりも、ぎっくり腰であることを無視してはいけません。

 

軽いぎっくり腰にも対処は必要!

軽いとはいえぎっくり腰ですから、「痛ッ」となってからどう対処するかが非常に重要です。痛みの程度が軽いなら、直後にしっかりと応急処置を行えば、それだけ早く完治に向かうでしょう。

しかし、大したことはないと軽く考えて、そのままでにはしないでください。当初は軽い炎症や内出血でも、それを放置すると、どんどん悪化してしまうことは、決して珍しくはないのです。

ぎっくり腰は初期対応をしっかりと行うかどうかが、その後の治療期間を大きく左右するのです。

 

軽いぎっくり腰への応急処置

軽いぎっくり腰になった場合も、通常のぎっくり腰に対する応急処置をすることが重要です。以下に応急処置の手順を解説します。

安静にする

痛みを感じてからは、腰にできる限り刺激を与えないように、ゆっくり慎重に動いて安静姿勢をとってください。軽い痛みであっても、より腰がリラックスする姿勢をとることが大事です。

以下の寝方がおすすめです。

・ 横向き寝 : より楽な方へ横を向いて、膝を軽く曲げて寝ます。膝にクッションを挟み、腕には抱き枕をするとさらに楽でしょう。

・ 仰向け寝 : 膝の下にクッション等を入れて、膝を曲げておきます。膝が外へ開かないように、脚を腰幅に開き、膝頭同士をつけて内股の形にします。

上記の寝方をしてみて、あとは枕の高さや体の微妙な位置を変えて、とにかく腰が一番楽な態勢を作ってください。うつぶせ寝は腰への負担が増えやすいのでおすすめしません。

軽いぎっくり腰であっても、横になる時や態勢を変える時は、なるべく腰に力が入らないように、細心の注意を払ってください。

冷やす(アイシング)

安静姿勢をとったら、患部を冷やします。軽いぎっくり腰でも、炎症や内出血が拡大させないために「冷やす」と覚えておいてください。

炎症・内出血が起きている間はぎっくり腰の急性期と言います。急性期が過ぎたら(炎症・内出血が治まったら)冷やすのを止めてください。

 

氷のう(アイスバッグ)があればベストです。なければビニール袋に氷と水を「9:1」の割合でいれて、氷のうの代用にします。

以下が、ぎっくり腰を冷やす手順です。

・ 腰に氷のうを当て、15~20分を目安に持続的に冷やす。冷たすぎる場合はタオル等を間に挟んで、冷たさを加減する。15~20分後に丁度腰の感覚が無くなってくるくらいの冷え方がベスト。

・ 一度冷やしたら、1~2時間のインターバルを空けて、再度冷やす。これを痛みがかなり軽減されるまで繰り返す。

・ 1日で痛みが引けば冷やすのをやめる。痛みが引かなければ、最長で3日間ほど続ける。軽い痛みなら3日間続くことは少ないでしょう。

ミヤネおばさんミヤネおばさん

軽いぎっくり腰でも決して放っておいては危険よ!

軽いぎっくり腰の治りかけは要注意!

軽いぎっくり腰でも治りかけの時期の過ごし方は大事です。治りかけとは急性期が過ぎてからのことをいい、この時期のケアを怠ると、再び痛みが増してくることがあります。

軽いぎっくり腰の治りかけに注意するべきこと

「治りかけ」は、まだ「治ってはいない」わけですから、完治するまでは以下の点に注意してください。

・ 腰周りを冷やさない

・ イスに長時間座り続けない

・ 激しい運動や、重いものを持つことなどは避ける

 

軽いぎっくり腰を治りかけに行うべきこと

ぎっくり腰の治りかけでは、安静を保つことはやめて体を動かしはじめてください。固まっている筋肉をほぐし、血液循環を良くすることが大事な時期です。

・軽い散歩程度に歩く

・軽いストレッチを行う

・入浴や温湿布等で腰を温める

腰田さん腰田さん

軽いぎっくり腰でも完治するまでは気を緩めてはいかんぞ!

まとめ:軽いぎっくり腰でも油断は禁物!

今回は軽いぎっくり腰についてお伝えしました。軽い症状であっても、急性の腰痛は十分に起こり得ます。ぎっくり腰に変わりはありませんから、十分に慎重なケアをすることが大事ですよ。

そして「軽い」ということに、多くの人はもっとも油断しやすいかもしれません。しかし、軽い痛みは、次の激痛が起きる可能性を示している危険信号です。

その信号を無視せずに、軽いからこそしっかり治癒に専念して、腰を元気に完治させてくださいね。

ミヤネおばさんミヤネおばさん

痛みが軽いからと言って絶対に無視してはダメよ!