ぎっくり腰は完治させないと後遺症が残る?

ぎっくり腰はしっかり完治させないと、その症状を繰り返してしまったり、怖い後遺症が残ってしまったりする場合があります。ぎっくり腰を「ただの腰痛の一種」と甘く考えてはいけませんよ。

 

ぎっくり腰は完治させないと再発の恐れがある

ぎっくり腰の痛みがなくなってきた頃に「治った!」「完治した!」と判断するのは危険です。それはただ単に痛みが引いてきただけであって、傷めた腰の筋肉はまだ完全に健康状態には戻っていないからです。

ぎっくり腰になった後の腰の筋肉は、硬く、柔軟性が乏しく、血行が悪く、動きも鈍くなります。その筋肉の状態は、仮に痛みがなくなっただけではまだ改善されていません。完治にはまだ課題があります。

そのため痛みがなくなってからは、日常動作にはじまり、ごく普通に運動できたり筋肉が柔軟性を取り戻してきたりしたらやっと完治といえるでしょう。

そこに至る前に、油断して腰に負担の多い動作や姿勢をしたり腰のケアを怠ったりすると、再びぎっくり腰は再発してしまう恐れは十分にあります。

「再発したらまた治せばいいや」と安易に考えてはいけません。それは、ぎっくり腰は繰り返すほどに腰の回復力が弱っていって、治りにくくなっていくともいわれているからです。

 

またもしあなたがぎっくり腰の再発が心配でしたら、こちらの記事も参考にしてみてください。

 

ぎっくり腰を完治させないと起こり得る後遺症とは?

ぎっくり腰は完治させないと怖い後遺症につながる場合があります。重度のものであれば、脊椎分離症、腰椎すべり症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症等といったケガを招くこともあり得ます。

その他には、慢性腰痛や頭痛、肩コリ、首コリ、内臓不調など、全身に及ぶ後遺症につながる可能性があることも知っておいてください。

「腰は動きの要」ともいいますから、そこが完治していないまま放置してしまえばあらゆる健康不調が起こっても不思議はないでしょう。

とくに脊椎や脊髄に関係する「先に述べた重度のケガ」では、完全に元には戻らないケースの方が多いかもしれません。後遺症のことを十分に理解しておいて、ぎっくり腰を完治させることの大事さを肝に銘じておきましょう。

腰川さん腰川さん

ぎっくり腰再発も後遺症も嫌です!完治を目指します!

 

ぎっくり腰完治のためにやるべき3つのこと

ぎっくり腰は安静にしているだけでは完治には向かいません。痛みが激しいぎっくり腰の急性期は炎症や内出血が治まるのを待つために安静が必要ですが、それ以降は以下に示す3つのことを行って、ぎっくり腰完治を目指してください。

 

ぎっくり腰の完治のためには体を動かすこと

運動

ぎっくり腰完治のためには、急性期の痛みが引いてきたら徐々に体を動かすことが重要です。

日常動作や歩行

痛みが引いてきた頃には、ずっと安静で寝たきりでいるのではなくて、日常動作を少しずつでも開始しましょう。家の中を行き来するなどは頻度を増やしていき、体をだんだんと元の生活に慣らしていきます。

また、ほんの数分程度の散歩等から歩くことを開始することも重要です。歩くという体の自然な動きをすることで、ぎっくり腰でついた悪い姿勢のクセを改善できます。

もちろん歩く時は何も持たずに両手を楽に振って歩いてください。荷物を持ったりスマホ歩きをしたり等は、ぎっくり腰完治にはあまり役に立ちませんよ。

歩いても痛みもなく、腰の回復を実感できてきたら、歩きの延長として軽いジョギングやランニングを行います。ここまで到達できたら、ぎっくり腰はほぼ完治といえるでしょう。

ストレッチ

ぎっくり腰になると、筋肉は硬くなり柔軟性も乏しくなります。急性期が過ぎたら痛みを感じない範囲でストレッチを行い、筋肉の柔軟性を取り戻してください。

ストレッチにより滞っていた血液循環も活発になりますから、ぎっくり腰の完治までの期間も短縮するでしょう。

ミヤネおばさんミヤネおばさん

ぎっくり腰の痛みが治まってきたら体を動かすことが重要よ!

 

ぎっくり腰の完治のためには腰をケアすること

ぎっくり腰の完治のためには、腰を労わりケアすることも重要です。

腰を冷やさない

ぎっくり腰完治のためには、普段の服装や夏の冷房等で腰を冷やさないように注意が必要です。ぎっくり腰急性期が過ぎたら腰を温めることを意識してください。

そのため、湯船にゆっくり浸かることも大事です。普段シャワーだけで済ませることが多くても、ぎっくり腰を完治に向かわせるなら、腰の芯までお風呂で温めましょう。

 

ぎっくり腰でお風呂に入る注意点を知りたいなら、こちらの記事を参考にしてください。

 

腰への過度な負担を避ける

ぎっくり腰が完治するまでは、腰に過度な負担がかからないように注意してください。「重い荷物を持つ」「偏りがある荷物の持ち方をする」「姿勢が悪い」「長時間イスに座りっぱなし」等の状況は避けましょう。

とくに、イスに座ることは楽なようですが、実は立っている時よりも腰には1.5倍の負荷がかかるのです。そのため、ぎっくり腰を早く完治させたいなら、イスに座ってもしばしば立ち上がり、座り姿勢を長く続けないことです。

ミヤネおばさんミヤネおばさん

イスに長時間座りっぱなしも腰には大ダメージよ!

 

ぎっくり腰の完治のためにはストレスを溜めないこと

ぎっくり腰完治のためには、ストレス解消を心がけて体の治癒力を高めることです。

ストレス解消

ぎっくり腰の完治にはストレスは大敵です。過剰なストレスは脳に負担を与えて自律神経の働きを乱し、それはぎっくり腰を治そうとする体の治癒力を弱めることにつながります。ストレスを軽く考えてはいけませんよ。

ぎっくり腰になると、その痛みから余計にストレスを感じるでしょう。しかし早く完治させるためには、ぎっくり腰になったことは一度しっかりと受け入れて、気持ちをゆったりと構えてください。

体にも心にも十分な休養を与えるつもりで、リラックスした時間を過ごすよう意識してください。

良質の睡眠

ぎっくり腰の完治を早めるには良質の睡眠をとることはとても重要です。睡眠はストレス解消効果が非常に高いので、その睡眠の質を上げるために心地良い寝具を使用したり、アロマ等を活用してスムーズに眠りに入れるような工夫もしてみましょう。

腰川さん腰川さん

ぎっくり腰は、がんばらずに慌てず焦らず治していこうっと!

 

まとめ:ぎっくり腰では「3つのやるべきこと」をやって必ず完治させよう!

今回は、ぎっくり腰を完治のためにやるべき3つのことをお伝えしました。

・ぎっくり腰の完治のためには体を動かすこと(日常動作・歩行・ストレッチ)

・ぎっくり腰の完治のためには腰をケアすること(腰を冷やさない・腰への過度な負担を避ける)

・ぎっくり腰の完治のためにはストレスを溜めないこと(ストレス解消・良質な睡眠)

これらの3つのやるべきことのどれかが欠けるとぎっくり腰の完治は遅れるかもしれません。

ぎっくり腰になってしまったら、「とにかく早く治したい」と焦る気持ちにはなりやすい人は多いでしょう。ただ、ぎっくり腰は必ずしも軽いケガではありませんから、決して慌ててはいけません。

冒頭にお伝えしたぎっくり腰の後遺症や再発を避けるためにも、まずは「3つのやるべきこと」を実践して今のぎっくり腰をしっかりと完治させましょう。