ぎっくり腰の後にしびれが発症することはある?

ぎっくり腰,歩くとき痛い

ぎっくり腰後に下半身にしびれ症状が発生することはあります。ただ、ぎっくり腰そのものがしびれを起こしているわけではありません。

ぎっくり腰はあくまで腰の筋肉が損傷して炎症や内出血を起こすものですから、その状態はしびれには直結しません。しかし、ぎっくり腰になったことがきっかけでしびれを呼ぶ別のケガを招くことは考えられます。

 

ぎっくり腰からのしびれには神経が関係している

「しびれ」というと、たいがいは筋肉ではなく「神経」に関連する影響の可能性があります。下半身にしびれがあれば、背骨から足につながっているどこかで神経系統のトラブルが起こっているというケースが考えられます。

しびれを起こし得る一般的な腰のケガには、腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・すべり症・脊椎分離症等があるといわれます。

ただ、これらのケガは突発的に起こるというよりは、じわじわと時間をかけて症状が進行・悪化していく場合が多いです。

つまり、ぎっくり腰がひとつの引き金となって、神経系統のトラブルから、しびれを伴う次のケガを招いてしまうことがあるのです。

 

ここでぎっくり腰の後遺症について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

 

ぎっくり腰からしびれにつながる原因

ぎっくり腰になったことで、しびれを伴うケガにつながる原因をお伝えします。

 

筋力バランスが崩れて骨に悪影響を及ぼして神経トラブルに

ぎっくり腰になると大抵は激痛に襲われて、数日安静を保った後にだんだんと回復してきます。ただその痛みが強烈過ぎて、しばらくは腰周りの筋肉のバランスが大きく崩れることは避けられないでしょう。

痛い部分の周囲の筋肉はカチカチに固まり、両足は均等に踏ん張れず、まっすぐに歩けないといった状態がおそらく数日~数週間は続くケースがほとんどです。

そうなるのは、筋肉に固いところ・柔らかいところ、力が入るところ・入らないところ、力の強いところ・弱いところがまちまちにできるからです。

腰は真っ直ぐに立たず、姿勢は崩れて背骨が正常な位置を保ちにくくなってしまいます。

背骨は脊柱という骨が積み重なってできており、そのひとつひとつの脊柱の間には椎間板というクッションの役割を果たす組織が挟まる形で存在しています。

この椎間板は、背骨に偏って圧力がかかると、部分的に擦り減ったり変性して潰れたりしやすい柔らかい組織です。その結果、椎間板の一部分が脊柱から突き出る・飛び出すなどして、神経を圧迫する状態を招いてしまうわけですね。

 

ぎっくり腰になったことで筋力バランスが崩れる

椎間板にダメージを受ける

椎間板が神経を圧迫する

しびれ

 

上記のような流れでぎっくり腰がしびれにつながる場合が考えられます。

腰田さん腰田さん

ぎっくり腰になると確かに姿勢はガタガタになってしまうのう・・・

 

血行不良が骨に悪影響して神経トラブルに

ぎっくり腰になると、その患部を中心に周囲は血行不良の状態になります。

炎症や内出血が回復しないと腰が動かせませんし、痛みが治まってきてからも体はすぐに自由には動きませんから、個人差はありますが血行不良はしばらくは避けられないでしょう。

ぎっくり腰が治ってくる時期にはリハビリとして体も腰を動かし、完治に至れば腰への血流も回復します。しかし中途半端に痛みがなくなってきた頃に治療やリハビリを止めてしまうと、腰は血行不良は改善しないままになってしまいます。

血行不良が続くということは、そこに必要な栄養が十分に運ばれなくなることを意味しますよね。それはつまり腰の骨の栄養不足を招き、骨の健康を維持できなくなるということです。

人間の骨は日々破壊と再生を繰り返して強くなっていきますが、栄養不足では骨がもろくなったり骨の変形につながる可能性が高くなります。

具体的にいうと、脊柱には「脊柱管」という神経の通り道がありますが、骨の変形によって脊柱管の幅が狭まると神経が圧迫されてしびれが発症するケースがあるというわけです。

 

ぎっくり腰で血行不良になる

骨に栄養が届きにくい

骨の成長が不安定になり、変形を招くことも

脊柱管が狭まり神経トラブルに

しびれ

 

骨は突然変形するわけではありませんが、長期の血行不良は骨の変形につながる原因のひとつになることは知っておいてください。

ミヤネおばさんミヤネおばさん

「血行不良ぐらい」と甘く考えていてはダメよ!

 

ぎっくり腰の後のしびれを防ぐには?

身体づくり

ぎっくり腰の後のしびれを防ぐには、とにかくぎっくり腰をしっかり治して体のケアを怠らないことです。

 

ぎっくり腰はしっかり完治させること

しびれを防ぐには今のぎっくり腰を完治させましょう。完治とは「痛みがない」状態ではありません。痛みがなくなっただけでは、筋肉はまだ健康状態には戻っていません。

ぎっくり腰の後は、歩いたり走ったりしても痛みがなく、腰の筋肉に弾力や柔軟性が戻ってきてはじめて完治といえます。完治する前に治療・リハビリを止めてしまうと、しびれのあるケガに発展しやすいわけです。

ぎっくり腰は決して軽いケガではありません。痛みが引いた後も、日々体の様子を確認して少しずつ丁寧に治していくことが必須です。

 

ぎっくり腰を完治させるためにどうしたら良いかを詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

 

腰だけでなく全身のケアをすること

ぎっくり腰になると、腰周りの筋肉や骨、姿勢のバランスはかなり崩れるでしょう。そのため腰が治っても全身のバランスを取り戻すことが、しびれを防ぐことにおいて重要です。

ぎっくり腰がきっかけで、猫背になったり、首・骨盤・膝が歪んだりすることもあります。腰は動きの要といわれますから、その腰がダメージを受ければ全身にその影響を受けてしまいます。

そのため腰が治ったら、姿勢や日頃の悪い生活習慣を見直して、全身のケアをして健康を取り戻すように心がけましょう。

「しびれが出たらきちんと治せば良い」と思っていては危険です。病気やケガは治るものもあれば、100%完全には治せないものもあるからです。

ミヤネおばさんミヤネおばさん

体は大事!治せないケガだってあるのよ!

 

まとめ:ぎっくり腰の後にしびれを感じたら専門の医療機関へ!

今回は、ぎっくり腰後のしびれについて、その原因や予防について解説しました。ただもし、しびれを感じてしまったらどうしたら良いのでしょうか?

しびれを感じた際には、すぐに専門の医療機関で診察を受けてください。

それが神経症状のケガであれば早期治療をしないと生涯続く不具合になってしまう可能性があるからです。放っておいてしびれがひどくなってからでは、なかなか治りにくいケースも考えられます。

「ぎっくり腰になったら完治させること」「しびれを感じたらすぐに専門医療機関に行くこと」の2点をしっかりと心得ておいてください。