ぎっくり腰にピラティスをおすすめする3つの理由

ピラティスとは、もともと怪我や事故の後の体の機能回復のために開発されたプログラム。ですので、ぎっくり腰の予防にも、ぎっくり腰後のケアにも非常に有効です。

以下に、ぎっくり腰にピラティスをおすすめする理由を3つ示します。

ミヤネおばさんミヤネおばさん

ピラティスは、美容やダイエットのためではなく、リハビリのためにできたプログラムなのよ!

 

ぎっくり腰の原因である骨の歪みを整えられる

ぎっくり腰と発熱は脊椎炎

ぎっくり腰になる原因のひとつは腰椎の歪みによるものであり、ピラティスではその歪みを整えることができます。

では、なぜ骨は歪んでしまうのでしょうか?

骨が歪んでしまうのは関節がゆるんでいるからです。例えば、足首を捻挫すると、足首の関節がゆるみやすくなって、再び捻挫をしやすくなります。

腰に関しても同様で、ぎっくり腰を一度もしたことがなくても、日常的に姿勢が悪かったり腰に負担をかけることが多かったりすると、関節がゆるんできてぎっくり腰になりやすくなるわけです。

ピラティスの各エクササイズは、整った骨を常に意識して行います。背骨に関して言えば、脊柱のひとつひとつがキレイに整うように筋肉をコントロールします。

それにより骨の歪みは解消され、腰椎も背骨全体も理想的な位置に戻すことができるわけですね。

普段からピラティスに取り組めば、骨の歪みの予防になりますし、ぎっくり腰の後のケアとしても歪み解消に効果を発揮します。

腰田さん腰田さん

「歪み」というのは聞くだけでイヤな響きじゃのう・・・

 

弱った筋肉・ゆるんだ筋肉を鍛え直せる

ピラティスを行うと、弱った筋肉やゆるんで力の伝達が上手く行われなくなっている筋肉を鍛え直すことができます。

ぎっくり腰になってしまうのは、腰の周りの筋肉に偏りが生じて、ある一部分だけに負担が集中してしまうことが原因のひとつです。

いくつもある筋肉のバランスが整っていれば良いですが、さまざまな要因で以下のように筋肉が偏った状態になってしまうことがあります。

  • 力が強いところと 、弱いところがある
  • 柔軟性に優れている(柔らかい) ところと、柔軟性に乏しい(固い)ところがある
  • 緊張しやすいところと、力が入らずにゆるみっぱなしのところがある

これらのように、筋肉部位によって状態に差が生じると、結果的に負担が大きい筋肉がぎっくり腰の状態になってしまいます。

ピラティスのエクササイズでは、力が弱ってしまった筋肉やゆるんで機能しにくくなっている筋肉をあえて狙って鍛えることができますので、崩れた筋バランスを整えることができるのです。

当然ぎっくり腰の予防にも、ぎっくり腰後のリハビリにも有効ですよ。

ミヤネおばさんミヤネおばさん

とにかく強くすればいいわけじゃないわよ!弱いところを鍛えるのよ!

 

全身の偏った姿勢を矯正できる

姿勢改善

ピラティスは、腰周りだけでなく全身の偏った姿勢を矯正することにも効果を発揮します。例えば、猫背がクセになると頭の位置が前方に移動し、そのせいで腰への負担が増えてぎっくり腰になりやすくなります。

しかし、ピラティスで猫背も含めた全身の姿勢を正しく矯正できれば、体の1部分に負荷が集中しなくなり、よりぎっくり腰のリスクは小さくなるでしょう。

姿勢が整うと、それぞれの筋肉が最小限の力を発揮するだけで体を使えるようになるからです。

人間の体には、日々生活しているだけで歪みや偏りが生じるものです。それが悪習慣となって身に付いてしまっていたとしても、そこからピラティスをとり入れたら、しっかりとしたぎっくり腰予防ができます。

また、ぎっくり腰になってしまって崩れた姿勢も、ピラティスで元通りにすることが十分に可能です。

腰田さん腰田さん

腰だけじゃなくて全身の姿勢が大事なんじゃな!

 

ぎっくり腰が痛い時にピラティスはやっていい?

ぎっくり腰になってしまった際に、「腰に痛みがあるけれどピラティスを行なった方が良い時期」と、「控えた方が良い時期」があります。

 

ぎっくり腰直後ではピラティスは控える

ぎっくり腰になった直後は、腰の内部で筋肉や靭帯の断裂による炎症や内出血が起きていると考えられるので、ピラティスのエクササイズは避けましょう。

体内組織が破壊されているのに、さらに筋肉を動かしては、炎症や内出血がさらに酷くなってしまいます。ぎっくり腰直後は、安静を保ち、冷やす等の応急処置をすることが最優先です。

炎症や内出血が治まるのは、症状が軽ければ1~2日間、症状が酷くてもおおよそ長くても3日間ぐらいだといわれています(他の怪我を併発していれば別ですが)。

ですので、いくらピラティスがリハビリのために開発されたプログラムだとはいえ、ぎっくり腰直後には行わないでください。

ミヤネおばさんミヤネおばさん

ぎっくり腰直後は要注意!無理して動いちゃダメよ!

 

ぎっくり腰の安静時期について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

 

痛いけれど治りかけにはピラティスは有効

ぎっくり腰による炎症や内出血が治まった頃は、まだ痛みが多少あってもピラティスを始めた方が回復を早めるでしょう。

ピラティスに限らず、ぎっくり腰になって3日間を過ぎたら、軽い日常動作や歩行等を始めた方が、その治りは早いといわれています。

少しでも痛いからといってずっと安静にしていることは、ぎっくり腰を治すためには逆効果です。安静時期が長すぎると筋肉や関節がそのまま固まってしまい、ぎっくり腰になる以前のような体の動きができなくなってしまいますよ。

ただし、どんな状態でもピラティスをやった方が良いわけではありませんので、以下の点に注意して下さい。

  • 痛みが相当酷いのに、それを必死に耐えて行わないこと(他の腰の怪我である場合があります)
  • 「ぎっくり腰になってから3日間」というのはあくまで一般的な平均ですので、激痛があれば無理をして動かないこと
  • ピラティスをやればやるほど治っていくわけではないので、当初は短時間で試しながら行う
  • ピラティスのやり方が良くわからなければ、自己流で頑張らずに、専門のインストラクター等の指導を仰ぐ

ぎっくり腰の治りかけには、痛みがあってもピラティスが有効ではあっても、どれくらいやったら良いかは人によって千差万別です。

ですので、最初は5~10分から開始して、次の日に症状悪化が見られなければ時間を長くしていくように取り組むと良いでしょう。自分で自分の体に聞きながら徐々にペースを上げていってください。

腰田さん腰田さん

治るまで寝ていた方が良いわけじゃないんじゃな!様子を見ながら少しずつでも動いてみることじゃ!

 

まとめ:ぎっくり腰にはピラティスを最大活用しよう!

冒頭にもお伝えした通り、ピラティスは怪我などのリハビリのために開発されたプログラムです。しっかりと活用すれば、ぎっくり腰の予防にも、ぎっくり腰後のケア・リハビリとしても大いに役立つエクササイズになるでしょう。

ぎっくり腰は必ずしも軽い怪我ではありません。しっかりと完治させないと後遺症が残ってしまう場合もあります。

ぎっくり腰から体を守るためにも、そしてぎっくり腰になった体を十分に回復させるためにも、ピラティスを最大活用してください。

今はピラティスを1対1で指導してくれる専門のインストラクターも増えていますので、この機会にしっかりと学ぶのも良いかもしれませんよ!

 

ぎっくり腰の後遺症が気になる方は、こちらの記事をご覧ください。